王子の持ってきた「ガラスの靴」について
「Hiwacoさんは『普通の人』とは結婚しないと思ってた。」
と、ちょっと前にある人に言われてずっと引っかかっておりました。
彼女が私が変わり者だと思ってるだけなのは理解してるのだけど、
私はこれを「あなたは『普通の女性』ではないから『普通の男性』とは結婚できない」というように聞いたわけです。
じゃあ私にとっての「普通の男、女」って一体どんな人だ?ってはなし。
私は長らく恋人を得られずにいたのだけど、その理由が意中の相手に
「女性的なファッションやスキル、結婚や出産など」
を遠回しにでも求められると一々反発してどうしても関係を進められなかったからで。
「普通の男」っていうのは
「女性に対して女性的なものを求めるもの」で、
それに対応する「普通の女」は、
「男性の要求を苦労せず飲み込める人」
ってことなんやろか?
シンデレラの話の肝は妖精の魔法でも舞踏会でもなくて、
意地悪でワガママな義理の姉達に虐げられている「従順で働き者なシンデレラ」は王子の持ってきた結婚の条件である「ガラスの靴」を無理なく履くことができるってこと。(意地悪でワガママな姉達は血を流さずに「靴」を履くことができない。)
王子様は女の子に要求する。
しかし女の子である私の要求はどうなるんだろうか?
私の王子に対する要求は
「私に要求するな」
これに尽きるのだけどな。